受精に関するエトセトラ 先体反応

今回は、「受精」という神秘的な現象についてです。

精子がたどり着いたとき、卵子はまだ周りに小さな細胞(卵子に栄養を与え成熟を促していた細胞)が

付いたままです。精子はまずこれをはがしにかかります。

その時に「先体反応」と呼ばれる現象が起こります。これは精子の頭部にある先体(アクロゾーム)と言われる

部分の膜が破れ、中に納まっていた「酵素(アクロシンやヒアルロニダーゼと呼ばれる酵素)」が放出される現象です。

これによって透明帯を溶かし、突破します。その後、精子の細胞膜と卵子の細胞膜がくっつき、

お互いの受容体を使って膜が癒合し、精子の細胞の中にある遺伝子が卵子の中に送り込まれます。

 

今回は「先体反応」という現象が起きているところまでの説明。この後、膜同士が癒合して…はまたの機会に!!

 

 

 

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